JOURで掲載されてるの高宮ニカ先生、イアム先生の『失恋未遂』第9巻(第25話~27話)を読んだので、ネタバレありで感想&レビューしていきたいと思います。
花ちゃん
前回の話は、以下の記事でまとめてるので、読んでない方は先にご覧ください。
直近ネタバレ | ||
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10巻 | 全話まとめ | 8巻 |
手に書かれた文字が南条の“N”だと気が付いた小宮。菜乃花の代わりに南条と二人きりで食事をすることになり、そこで酒を飲み、気が付くとなぜかラ〇ホテルに。今日の事を忘れるわけがない、と笑う小宮に南条はキスをする。クリスマスイブの日、小宮は堤課長から南条と仁科サラが付き合っていると聞く。一人ケーキを食べながら溢れ落ちる涙に、南条の事を本気で好きになっていた自分に気が付くのだった。
文字のみのネタバレになるので、漫画をちゃんと読みたい!!という方は、まんが王国なら『失恋未遂』を初回半額&お得に読むことができますよ。
以下、『失恋未遂』第9巻のネタバレが含まれています。
失恋未遂 第9巻ネタバレ
『失恋未遂』第25話ネタバレ
“忘れるわけないじゃないですか”
そう言って笑った小宮の笑顔に南条は今もとらえられたままだった。
・・・・
仕事の展示会へ向かう車の中で、南条は好きな人ができたことを羽島に告げる。
キスのひとつやふたつすれば落ちるだろと笑う羽島に、同僚だとしてもと南条が返すと、もしかしてその相手と中華料理屋に行ったかと聞いてくる。
南条の好きな人が、菜乃花だと勘違いした羽島はムスッと機嫌が悪くなってしまうのだった。
心に居座る想い
展示会会場で、仁科サラに傘のお礼がしたいと言われ、二人で喫茶店に行く事になった南条。
南条の気になる人が小宮だと気が付いていたサラは、小宮の事を聞こうとするが答えてもらえない。
南条の手に自分の手を重ね、私じゃ、ダメですか?と聞くと南条は「どうしてもダメです」と手を離した。
髪に触れるだけで心が震える相手がいる、サラに対してはそうはならないと謝る南条に、サラは納得した様子で答える。
自分は相手に断られても思い続ける事などできないと言うと、南条は「とり憑かれたように想いが居座っているだけです」と返した。
・・・・
喫茶店を出て、傘を長く持っていた事を謝るサラ。
手元に南条の私物があるのが嬉しくて返せなかったのだと話す。
その気持ちはわからなくはないという言葉に、わかってほしくなかったと少し悲しそうに笑ってサラは帰って行った。
・・・・
南条は車に戻り、運転席横の収納ボックスからベルトを取り出す。
あの日、ホテルで眠ってしまった小宮のベルトを抜き取り、持ち帰ってきてしまったのだ。
仁科サラと同じように、好きな相手の物を側に置いておきたかった。
ベルトを握りしめ思う。これを見せれば小宮も気がつく、そして今のこの関係は終わるのだろうとー。
・・・・
失恋したと思い込んでいる小宮は、美容室で髪の毛をバッサリ切ろうと思うが、南条が髪の毛に触れた事を思い出してしまい毛先カットだけにする。
カップルだらけの街中を傘を差して歩いていると、喫茶店に座る南条と仁科サラを見つけてしまった。
南条の手に自分の手を重ねたサラが、外に立っている小宮に気がつき微笑みかける。
一番見たくないものを見てしまい、走ってその場を離れる小宮。
・・・・
忘年会当日。
会社で古賀が小宮に約束の“ファソラ”のケーキを手渡す。
以前仕事を手伝ってくれたお礼と、白菜を貰ったお礼だと言う。
白菜を渡す約束を、きっともう南条は忘れているのだろう…。
仁科サラと二人でいる所を見てしまった為、南条には渡せなかったのだ。
すべて忘れてしまいたい
忘年会が始まり、小宮は今日は飲みすぎずに一次会で帰ろうと決めていたが、断りきれず結局二次会に参加することになる。
菜乃花の頼んだ酒を、一口味見しようとする南条の姿を見て動揺し、椅子から落ちる小宮。
南条に見られて、慌ててトイレに立ったが、そこで羽島が菜乃花の事を抱きすくめているのを目撃してしまい“あの二人つきあってたの⁉”とビックリする。
・・・・
酒の席に戻ってきた小宮。
古賀の提案で皆でゲームをする事に。質問の答えに一番遅く答えた人が負けだという。
初恋はいつ?との質問に、南条が「中1」と答えるのを聞き、小宮はなぜか知っていると感じ不思議だった。
最近キスしたのはいつ?という次の質問に「一週間前」だと南条が答えると、てっきり仁科サラと会ったあの日だと小宮は勘違いしてしまう。
さらに、その相手は彼女だという言葉にショックを受ける。
ー知っていた。でも南条から聞きたくはなかったのだ。
質問に答える事の出来なかった小宮は罰ゲームで酒を飲むことになり、テキーラを一気飲みする。
その後も勢いよく酒を飲みつづける。飲んで全てを忘れたいーと思うのだった。
『失恋未遂』第26話ネタバレ
酔おうにも、なぜか今日に限って酔えない小宮は、帰りは古賀とタクシーに乗ろうと思っていたが、南条が送って行くと言ってきた。
断ろうとするも、つまづいてしまい南条の腕に支えられる。
「まだ白菜を貰っていない」と話す南条。約束を忘れてはいなかったのだ。
ご機嫌で古賀が返って行くと、自分たちも帰ろうと小宮の手を引きタクシーまで歩き出す南条。
タクシーの中でまで繋がれた手に、これは夢!?だと思い頬を叩いていると、「…髪、切りました?」と南条が髪の毛に触れてくる。
何度目のキス…
いつもと違う南条の様子に戸惑いつつも、家に着き白菜をとりに行った小宮は、白菜の入った段ボールにつまずき転んでしまった。
心配し部屋のドアを開けた南条が、床に転がった白菜を拾ってくれる。
その姿に“白菜王子~!”と、ときめいてしまう小宮。
手を差し伸べられ、つかまって立ち上がるも、南条は手を離そうとはしなかった。じっと見つめられ動揺してしまう。
南条の初恋の相手が、先生だった事を話題に出した小宮に驚く。
覚えているのかと聞くと、いつ聞いたかは覚えていないのだと笑った。
「じゃあ、今日言った“彼女”の事も誰だかわかりますか?」
その問いに仁科サラを思い出し、わかっていると返事をする。
彼女のいる南条と、こんな事をしてはダメだ…と小宮が手を離そうとすると、南条は力強く、その手を引き戻した。
南条の行動が理解できずに、当たり障りのない会話をしようとする小宮は、白菜を彼女に料理してもらったらいいと口にする。
耳を赤くして照れる姿を目にし、南条が仁科サラの事が好きなのだと実感する。
彼女の事を、かなり好きだと告げる南条に敬礼し「おのろけ、ごちそうさまです!」と切なげな笑顔で言う。
小宮が何か勘違いしているのだと気がついた南条。
自分も今度、辻森と食事に行こっかなと笑う小宮を壁に追い詰め、他人にも、こうゆう状況を作ると?と険しい表情で言った。
人違いじゃないかと話す小宮を抱きしめる。
小宮が相手だから、こんな事をするのだと南条はキスをした。
小宮が頬を叩き、そうゆう関係は無理だと告げるが強引に抱きしめてくる。
そんな南条を突き飛ばし、帰ってくれと伝えると今日の事は、ちゃんと記憶に残りますねと言うのでした。
初恋以外で、自分と話した事を思い出せるかと切なそうに笑う南条に、困惑する。
さっきのキスも、何度目だかわかりますかと見つめられ、思わず目をそらすと、現実で自分と同じように悩めばいいと告げ南条は帰って行った。
南条の言葉に混乱する小宮。
南条とキスしたことなんてない。あれは夢の中での出来事なのだ。
何が現実で、何が夢なのか分からなくなってしまうのだった。
・・・・
そこに妹が興奮気味に帰ってくる。
さっき南条実篤王子に会ったのだという妹の言葉に、南条の事を知っているのかと驚きながら聞き返す小宮。
『失恋未遂』第27話ネタバレ
小宮の部屋を後にした南条は、一人歩いていた。
怖がらせるつもりはなかったのだ、ただ二人で過ごした時間を思い出してほしかった。
叩かれた頬に触れ、自分の行動を責める南条は、公園での小宮の言葉を思い出す。
小宮への想いを終わらせようと、以前教えて貰った言葉を呟いた。
“好きだった” “ー終わった”
そして、小宮を抱きしめた時の感触が残る掌をぎゅっと握りしめるのだった。
・・・・
“悩めばいい、現実で”
そう耳元で言った南条の言葉が、小宮の頭の中でこだましている。
朝ごはんを用意するも卵が生だったり、ストーブに足をぶつけたり…と昨夜のことでまだ動揺している様子。
今まで夢だと思っていたことが現実だったとしても、南条には仁科サラという彼女がいるのだ…パンクしそうな頭を抱え込む。
いったい自分はどうしたらいいのだろう、と。
・・・・
辻森達の忘年会に、堤課長と共に呼ばれた南条だが、酒を飲むも味がしない。
辻森にサラとはどうなっているのかと聞かれ、「何もない」と答える。
だったら、お前が狙えば?と堤課長が辻森に話しかけるが、自分には意中の姫がいるのだと言う。
その姫とは“美味しそうにご飯をたべる人”だと笑う辻森の言葉に、小宮の事だと南条は確信する。
南条の気持ちに気がついている様子の時峰が話しかけてきたが、急な眩暈に襲われ熱もある為、一人先にタクシーで帰ることになった。
・・・・
南条の二十歳の誕生日。レストランで先輩と乾杯した。
南条に彼女が出来る頃には、自分はどうなっているだろうと言葉にする先輩に、お互い今と変わらないのではないかと南条は答える。
無責任な言葉、と笑った先輩に、だったら“今の彼氏と結婚している”と言えば良かったのかと聞くと南条君には絶対教えてあげないと言って先輩は笑ったのだ。
・・・・
先輩との夢から南条が目覚める。
体調を崩した南条はこの年末年始をベッドの上で過ごすことになった。
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失恋未遂 第9巻の考察・感想
何だか、南条が可哀そうになってしまいました。誤解した小宮に拒否された挙句、体調を崩すとは…。9巻は小宮も南条も辛いシーンが多かったですね。
もう堤課長は本当に余計なことを言った!(笑)
思い合っているのに結ばれない二人にヤキモキしてしまいます…
しかし、これだけ真っすぐに南条が気持ちを表したのだから、次巻では誤解が解けると信じたいです!!
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[失恋未遂訴求]まとめ
以上、『失恋未遂』第9巻のネタバレになります。
文字のネタバレだと、細かい描写などは伝わらないし、面白さも半減してしまいます。最近は電子書籍のおかげで場所を取らず、安く漫画を読めるようになってますよ。
『失恋未遂』を集めようか迷ってる方は、こちらも参考にしてください。
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