JOURで掲載されてるの高宮ニカ先生、イアム先生の『失恋未遂』第6巻(第15話~17話)を読んだので、ネタバレありで感想&レビューしていきたいと思います。
花ちゃん
前回の話は、以下の記事でまとめてるので、読んでない方は先にご覧ください。
直近ネタバレ | ||
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7巻 | 全話まとめ | 5巻 |
ぽっちゃりでBL好き、自称腐女子の小宮静佳は32歳のOL。同じ課の南条実篤(なんじょうさねあつ)を王子と呼び、熱を上げ過ごす日々。会社の暑気払いで飲みすぎてしまった小宮はかなり酔っぱらってしまうが、仲間が帰った後、小宮のリクエストで南条と2人きりでもう一軒行く事になった。夢のような状況に、本当に夢だと思い込んだ小宮は「撫で友になってくださいませんか?」と南条の手を取りお願いする。しかし朝起きると、小宮はゆうべの南条との記憶がなくなっていて…!?
文字のみのネタバレになるので、漫画をちゃんと読みたい!!という方は、まんが王国なら『失恋未遂』を初回半額&お得に読むことができますよ。
以下、『失恋未遂』第6巻のネタバレが含まれています。
失恋未遂 第6巻ネタバレ
『失恋未遂』第15話ネタバレ
小宮は美容室でブローしてもらっているが、髪の毛についてアドバイスしてくる美容師になぜか卑屈になっている自分に気が付く。
胸のもやもやの正体は…!?
その夜、自宅で妹にダイエットが続かない事を指摘され言い返すも、心のもやもやが取れない様子の小宮。
・・・・
翌日の会社ー。
南条から仕事の資料を受け取ろうとした小宮は、南条と指先が触れ慌てて謝まるが、南条さんがふれた手だから今日だけは洗わないでおこうと内心思う。
忘れ物の封筒に気が付いた小宮は慌てて南条の後を追い、エレベーターの中で封筒を渡すが、これは今は必要ない物だと言われ落ち込む。
でも、誰も気が付いてくれなかったのに、南条が髪形に気が付いてくれて内心舞い上がる小宮。
その時、南条がいきなり小宮の髪の毛に触れた。
小宮は急な出来事に飛び上がってしまうが、南条は髪の毛に付いた糸くずを取っただけだったのだ。
南条がエレベーターを降りた後、小宮は天井に映った自分を眺め、こんな平凡な女が貴公子と並んでたのかと思い、小宮は再びダイエットを決意するのだった。
・・・・
会社の仲間の、梅原の結婚式。
小宮と女子社員が話をしていると、新郎の同僚達が声をかけて来た。
一緒の席に座ろうと言う彼らにドギマギしながらも、小宮はチラッと南条の様子を横目で見る。視線の先にはグラスを手にするスーツ姿の南条が。
南条の麗しい姿に胸を締め付けられながらも、南条に対するこの気持ちは憧れだからと自分に言い聞かせ、小宮は声をかけてきた男たちの所へ向かう。
そんな小宮の姿を見つめる南条。
酒を飲み干しながら、なぜか今日の酒は胸にしみるなぁ…と感じる小宮だった。
・・・・
南条は実家で飼っていた猫の事を思いだしていた。
気まぐれで、撫でて欲しい時だけ南条にすり寄ってきて、気が済んだらしらんぷり。猫とは勝手な生き物だ、と。
・・・・
酔っ払ってゆらゆらと揺れる小宮に気が付いた羽島は、南条に一緒に連れ戻しに行こうと声をかける。
南条は、彼女は大人だから心配いらないと答えるが、新婦の梅原の顔に泥を塗るわけにはいかないと言う羽島の言葉に、しぶしぶ立ち上がる。
2人に気が付いた小宮は、とてもご機嫌な様子。
もう少し彼女を貸してくださいと言う新郎の同僚を、南条は睨みつける。
課長に南条さんの耳、甘噛みしてくださいなどと無謀な要求をしてくる小宮に、南条はスッと近寄り、肩に手を置いて耳元で戻りましょうと囁いた。
その場がシーン…と静まりかえる。
小宮は、戻らさせていただきます!と瞳をキラキラさせて敬礼し、立ち上がるのだった。
深夜の公園で撫で合う2人
タクシー乗り場。
小宮は南条の肩に寄りかかりながら爆睡していた。
あの時、南条が小宮さんの耳甘噛みしたのかと思ったと話す羽島の言葉に驚く古賀。
南条が小宮を送っていく事になり、小宮のマンションに付くも、まだ酔っている様子の小宮を1人降ろす訳には行かず、南条も一緒にタクシーを降りることに。
歩いて帰ろうと、小さくため息をつく南条の手を小宮が握る。
公園行きましょう!と言う小宮に、子供ですかと呆れる南条。
楽しそうに繋いだ手を持ち上げる小宮だが、足元がおぼつかずに南条の胸に寄りかかる。
夜の公園に到着し、ベンチに座りながら今日の梅原の結婚式について話をする2人。
彼女はいるのかと聞く小宮に、南条は彼女はいないし、欲しくないと答えるので、枯れ王子降臨!!と衝撃をうける小宮。
さらに初恋はいつかと聞かれ、中学1年の時に担任にキスされた事がきっかけで初めて女性を意識したと答える南条。
小宮はその言葉に驚きながらも、自分の初恋や今までの恋愛について語り出す。
10年前に初めて彼氏が出来たが、相手を思う気持ちが空回りしてしまい半年で別れてしまったこと、その後は付き合った人はいないということ。
小宮にもっと恋愛の話を聞きたいと促され、南条は語り始めた。
・・・・
ベッドに腰掛けながら服を着る南条に先輩が話しかける。
‘‘ねえ、キスして”
そう言われ、南条は黒髪の先輩にキスする。
‘‘言えば何でもしてくれるけれど、言わなきゃなんにもしてくれないよね”
そう言い先輩は、少し寂しそうな表情をして‘‘好きよ”と告げる。
誰の事も、自分の事も好きにならない南条が好きだと。
・・・・
南条はその先輩の事が好きだったのだ、そして先輩も同じ気持ちだったのだろうと言う小宮の言葉を南条は否定する。
だったら、その気持ちは憧れだったのではないか、そして‘‘好き”の自覚がなかったのではないかと小宮は続ける。
憧れは恋より幼いですからと、まるで当事者の様だと口にする南条の言葉を、小宮は否定する。
部外者だからこそ見える部分がある、だから人から聞く恋バナは愛おしいのだと…。
恋がしたいと告げる小宮に、南条は相手はいないのかと聞く。
小宮は南条の事を見つめ、憧れは恋より幼いですから…と再び口にし1人納得している様子。
小宮は、こうやって夢で南条さんと話せただけで幸せだと言い、南条は夢じゃないと呟きます。
でも、すっかり夢だと思い込んでる小宮に、南条はそろそろ帰ろうかと告げ立ち上がる。
南条にお礼を言いながら、幸せそうに伸びをする小宮の頬を優しくつまみ、南条は「小宮さんは撫で友が欲しいんですよね」と言った。
暑気払いでの、南条との記憶の無い静佳は、なんで分かるのかと驚く。
小宮にあの時の記憶がないと気付いた南条は、撫で共になってもいいと答える。
今日の事だってきっと、小宮の記憶から消えてしまうのだから…。
ホントですか!?と小宮は大喜びし、南条に抱き着く。
さっそく撫で合おうとワクワクしながら言う小宮の言葉で、
変な光景だと小宮は笑うが、南条は不思議と嫌じゃないと感じる。
「癒されます」と幸せそうに頬を染め微笑む小宮を見て、南条は小宮の頭に手をおきながら「そうですね…」と答えた。
『失恋未遂』第16話ネタバレ
翌朝、会社ではー
やはり、小宮は昨日の公園での出来事を覚えていなかった。
しどろもどろに謝る小宮の様子を見て、「小宮さん、猫みたいだと言われませんか?」と南条は聞く。
そこに、堤課長が現れ、慌てて小宮はその場を後にする。
堤課長は、南条に彼女がいない事を知り、仁科サラと2人で会う機会を作ってやると南条に話す。仁科サラとは仕事で繋がりのある出版社に勤めている、ハーフの美女だ。
断ろうとする南条の言葉を遮り、一方的に話を終えた堤課長はその場を後にした。やれやれ、とため息をつく南条。
・・・・
自宅で全力ラジオ体操をしながら小宮は夢の話を妹にしていた。欲求不満の末期だと答える妹に、夢のストーリーを説明する小宮。
夢での王子は南条で、王子に恋する魔女は南条が話していた先輩だ。
運動を終えた小宮が床に仰向けになると、大きくお腹の音が鳴った。
・・・・
小宮は会社で南条に食事に誘われる。
取引先の辻森が是非、小宮も一緒に食事をしたいとの事だった。
美味しいものキタ――!!と浮かれる小宮。
罪深い王子の行動
食事会のメンバーは、南条と小宮。そして誘ってくれた辻森と、辻森の同僚の時峰。時峰はイケメンで色気の漂う男だ。
イケメンに囲まれながら、贅の極みだと幸せそうにカニを食べる小宮。
辻森に今日は車で来たから酒は飲めないのだと言う南条。小宮も今日こそは南条に迷惑をかけまいと、酒を断る。
そんな小宮に、南条は顔色が悪くないかと声をかける。
ちょうど生理中だった小宮は、南条の心配りに感心するのだった。
辻森が、南条が仁科サラと食事に行った話を始めると小宮は興味深々。
‘‘サラ”という名前を聞いて異国の姫と密会ですか!?と聞き耳を立てる小宮の様子を見ていた時峰が笑い声を急にあげた。
時峰はすぐに謝るが、どうやら小宮の間抜けでハムスターのような仕草がツボに入ったらしい。そんな風に思われてたなんて…小宮は恥ずかしくていたたまれない。
ポン…
その時、南条がさりげなく小宮の頭に手を置いた。
すぐに手を離したため、辻本達には気が付かれなかったが,今の、何!?と真っ赤になる小宮。
食事が終わり、店の外で挨拶を交わしていると、時峰が頑張ってください小宮にそっと囁き、辻森とタクシーで帰って行った。
・・・・
タクシーの中。
時峰に自分の南条への気持ちがばれていたのか!?と動揺する小宮に、さっきは何を言われたのかと聞く南条。言える筈がなく、ごまかす小宮に南条は「…そうですかと」口にした。
ズキ…ンと小宮を腹痛が襲う。いつもなら平気なはずだが、今日に限って生理痛がきたのだ。
小宮の様子に気が付いた南条に、仕方なく本当の事を告げると南条は車を止め、小宮を残し車を降りて行ってしまった。
呆然とする小宮。しばらくして南条は生理痛薬と水を買って帰ってきた。
南条の行動に、なぜこんな事までしてくれるのかと困惑しながらも礼を言う。
体調の悪い時に誘って悪かったと謝る南条に、そんな事はない、カニは驚くほどおいしかったと答える小宮。
「それなら、良かったです。」と小さく微笑む南条の笑顔に小宮は頬を染めた。
カニから鍋の話題になり、毎年実家から送られてくる白菜の事をペラペラと喋ってしまった小宮だが、南条は自分も白菜は好きだと答える。
そして話の流れに乗って、次の機会に白菜をあげる約束をする。
・・・・
家の前に付き、車内で礼を言う小宮。
お腹の調子も良くなったと話すと、南条は「そうですか」と返す。
視線が合うも流れる沈黙。小宮が車を降りようとドアに手をかけると南条が小宮の肩に手を置いて止めた。
パニックで言葉にならない小宮に気が付き、南条が謝り手を離したので、小宮は挨拶し車を降りる。
古賀がいい店を知っているから、今度また食事に行こうと声をかける南条に平静を装いながら「あっ、はい、喜んで。3人でぜひ‼」と答える小宮。
その言葉に、どこか不満げな顔をしつつも、楽しみにしてますと答え、南条は車を発進させた。
肩に手をあて、先ほどの南条の行動を思い出しながら車を見送る小宮。
『失恋未遂』第17話ネタバレ
堤課長の勝手なセッティングで仁科サラと会うことになった南条。
店の扉を開くとすでにサラは来ていた。
堤課長はサラに仕事の取材という形で約束をしたらしい。
以前、南条の事を素敵だと話した為、堤が気を使ってくれたのかなと話すサラ。
だから今日をとても楽しみにしていたのだと言うサラに、南条は面倒くさそうに返事をする。
真面目でサバサバしていて、非の打ちどころのないサラを目の前にしながらも南条はサラとはそんな関係にはなれないと感じる。
・・・・
店の前、南条の連絡先を聞くサラは、仕事の件というのは建て前で、また2人でお会いできたら…と告げる。
急に雨が降り出し、南条はサラに自分の傘を渡し駐車場に向かうとき、サラは南条を呼び止めて、恋人がいないのは本当かと尋ねる。
本当だ、と答える南条の言葉に、サラは嬉しそうに「傘は次回、返します」と言って帰って行った。
今日来たのは、小宮の‘‘恋愛したい”の言葉が頭に残っていたからだった。
しかし、南条はサラとの関係すら面倒だと感じてしまっている。
なぜなんだ…?王子の気持ち
ー時は少し巻き戻りー
パタパタと社内を動き回り、人の分まで働く小宮に南条は感心していた。
南条が小宮を呼んで仕事の説明をしていると、パソコン画面を覗き込んた小宮の顔が南条の顔に近づき髪の毛が触れる。
思いがけず南条の顔が近くにあると気が付いた小宮は、慌てるあまり近くにいた羽島にぶつかってしまい謝っている。
そんな小宮の後姿を見て、南条の手が勝手に動き小宮の髪の毛に触れようとする。途中で手を止めた南条は、自分の行動を疑問に思いながらも小宮を見て猫みたいだなと思う。
・・・・
辻森に誘われたカニ料理屋。
小宮と店に向かった南条は辻森に時峰を紹介される。
仁科サラの話を持ち出してくる辻森にため息をつく南条だが、小宮の顔が自分の肩の当たりにある事に気が付く。
そんな小宮の様子を見ていて、笑いを堪えられない時峰。
辻森にハムスターの様だと言われ、恥ずかしがる小宮を横目に南条は‘‘撫で友になってください”と言った小宮を思い出していた。
小宮は酔っぱらっていない時は、南条の事を見ないし笑わない。
南条は辻森と時峰がこちらを見ていない事を確認し、静佳の頭にポン…手を乗せる。
南条のいきなりの行動に真っ赤になる小宮。
・・・・
店を出て、挨拶をしていると時峰が小宮に何かこそっと告げていた。
小宮を送っていく車の中で、南条が先ほどの時峰の事を聞くが、小宮は教えない。流れる沈黙に、なぜ小宮は自分の前だと無口になるのか疑問に思う南条。
急にお腹を痛がる小宮に南条が心配し声をかけると、生理中ですという言葉が返ってきて南条は薬局に車を止め、薬を探しながら思う。
小宮さんは、猫じゃない。女性だと当然の事に気が付く南条。
じゃあ、なぜ彼女に触れたくなるんだ?と考えるのでした。
・・・・
南条に礼を言い、車から降りようとする小宮の肩を南条がつかむ。
動揺する小宮の様子に気付き、手を離して謝る南条。
慌てて車を降りる小宮に、南条は「また美味しいもの食べにいきませんか?」と思わず口走る。古賀と3人で行こうと喜ぶ小宮。南条は小宮の家を後にする。
車を運転しながら、小宮を思わず食事に誘ってしまった事、小宮の行動にペースを乱されたり、些細なことが気になること。最近の自分自身を変だと感じる南条だった。
『失恋未遂』第6巻特別描きおろしのネタバレ!
梅原の結婚式の後、南条は酔った小宮を送るが、小宮の要望で公園に行く事になる。
夜のベンチに座りながら、春に公園に咲く桜の話をする小宮。
毎年カップルが多く、家のベランダからため息をついて眺めると話す小宮に、南条はそれなら見なければいいと言うが、見たくないものほど見たくなるのだ!と小宮は熱く語る。
小宮は酔っている時は、表情がくるくる変わり別人の様に感じる。
南条が小宮の頭に落ちた葉っぱを取ろうとすると、いつもはふわふわの髪の毛が硬かった。今日は結婚式だった為セットしていると答える小宮。
「家そこなんで、ちょっくらシャワーしてきます」と駆け出す小宮を南条が止める。再びベンチに並び、何気ない会話を交わす2人。
まったく意味のない会話だが、2人過ごす夜の風が心地いいと感じる南条だったー。
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失恋未遂 第6巻の考察・感想
当然の事ながら、小宮が猫ではないと気が付いた南条ですが…
小宮の雰囲気や髪の毛のふわふわ感、確かに癒されそうです。
所々、腐女子感丸出しの小宮のセリフが面白くて笑ってしまいました。
しかし南条に自覚は無いにしろ、あれだけ触れて来られたら私の事好きなの!?って気が付きそうなものですが…。
誰が見ても両想いの2人…これからどう結ばれるのか…!?
そして、小宮の腐女子発言にも注目です!
『失恋未遂』など漫画をお得・無料で読む方法
[失恋未遂訴求]まとめ
以上、『失恋未遂』第6巻のネタバレになります。
文字のネタバレだと、細かい描写などは伝わらないし、面白さも半減してしまいます。最近は電子書籍のおかげで場所を取らず、安く漫画を読めるようになってますよ。
『失恋未遂』を集めようか迷ってる方は、こちらも参考にしてください。
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