週刊少年ジャンプで連載してる吾峠呼世晴先生の『鬼滅の刃』第178話のネタバレ。
前回の話は、黒死牟が人間で幼かった頃の話でした。
黒死牟は双子の兄として生まれ、耳が聞こえない可哀想だと思っていた弟・縁壱が実は特別な視覚や身体能力を持つ事を知り、心の底から憎悪します。
それでは、『鬼滅の刃』第178話のネタバレを始めていきます!
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鬼滅の刃 第178話のネタバレ!
抱いてしまった憎悪は弟の死を願い、生まれてさえ来ないでくれとすら考える。
縁壱の存在が世の理を狂わせるとすら黒死牟は考えていた。
父親が縁壱を連れ戻すために使いをやったが、寺に縁壱は来てもいなかった。
縁壱は忽然と消息を絶ち、影も形も無くなったのだ。
人さらいか、崖崩れか、熊に襲われたのか、何にせよ計らずしも黒死牟の願いは叶った。
長閑やかで退屈な日々と崩れ去る平穏
おとうとが消息を絶ってから10年余り、黒死牟は平穏な日々を過ごしていた。
妻を娶り、子供にも恵まれたが長閑やかでありながらどこか退屈さを感じた日々は、年月の流れを非常に遅く感じてた。
しかしそれは、野営をしていたところを鬼に襲われることで崩れ去る。
停滞していた刻が動き出す。
襲ってきた鬼を討ったのは他のだれでもない縁壱だった。
それは黒死牟にとって望まぬ邂逅でしかない。
幼少のころとは比べものにならないほど、剣の技術を極めて人外の者をもたやすく倒す縁壱の姿は、黒死牟を再び妬みと憎しみで胃の腑を灼いた。
縁壱は己の到着が遅れた為に、黒死牟の連れていた配下が死んだことを詫びる。
黒死牟は強くそして非の打ち所がない人格者となっていた縁壱の、その強さと剣技をどうしても手に入れたかった。
家も妻も子も捨て、縁壱と同じく鬼狩りとなる道を黒死牟は選ぶ。
鬼狩りになろうとも
縁壱は誰にでも剣技や呼吸を教えていたが、誰一人として彼と同じようにはできなかった。
しかし、縁壱はそれぞれの者が得意なことに合わせて、呼吸法を変えて指導をしていたので日の呼吸の派生の呼吸が次々と出来上がることになる。
痣者も増え、鬼狩りの戦力は高まっていった。
鬼狩りとなって黒死牟にはほどなくして痣が発現する、縁壱そっくりのものだった。
しかし、黒死牟は日の呼吸が使えることはなく使うことができたのは、月の呼吸と名付けた派生の技だ。
もっと鍛錬を重ねればいつか縁壱にたどり着けるのか、そうして口惜しい思いを抱いていた黒死牟だったが予想外の出来事が起こりはじめる。
痣者が次々と死に始めたのだ。
痣は寿命の前借りに過ぎず、全盛期はすぐに終わってしまう。
痣の発現している黒死牟には未来がない、鍛練を重ねる時間も残されていないと思い知った。
鬼舞辻無惨の誘い
無惨「ならば 鬼になれば 良いではないか。鬼となれば 無限の刻を生きられる」
ある夜、黒死牟に無惨が誘いの言葉を向けた。
黒死牟は技を極めたい、無惨は呼吸とやらを使える剣士を鬼にしてみたい。
利害の一致を告げ、他の剣士とは違って選ぶことが出来ると甘い言葉で誘った。
心底願い欲していた道が拓かれたと感じ、黒死牟は無惨の誘いを受け入れる。
そして、黒死牟は全てのしがらみから解放されると思っていた。
脳裏に焼きつく縁壱の姿
解放されると思っていたしがらみからは放たれず、再び縁壱は黒死牟の前に現れる。
理さえ超越した存在であると見せつけた上、寿命で死亡した縁壱は黒死牟にとって勝ち逃げだった。
無惨ですら縁壱に勝つことは叶わず、縁壱に傷一つつけることすらできなかったことから黒死牟は疑問を抱く。
何故、縁壱は黒死牟にとって惨めな思いを抱かせるのか。
立ったまま絶命した縁壱を憎しみとともに黒死牟は斬りつける。
身体は真っ二つになり、そこから幼い日に渡した笛が同じく二つに割れ飛び出した。
縁壱「いただいたこの笛を 兄上と思って」
幼い日の縁壱の言葉を重出し、黒死牟の瞳からは自然と涙が溢れる。
黒死牟(もうやめろ 私は お前が嫌いだ)
自分に言い聞かせるかのように、縁壱の顔をみただけで吐き気がする、声を聞くだけで腹が立ち 顳顬が軋むと思い浮かべた。
しかし、それでも何百年生きた後でも鮮やかに記憶しているのは、一番忘れたいと思っているはずの縁壱の顔だ。
父親も母親も、妻も子供も顔を思い出せない。
それなのに縁壱の顔だけは鮮明に覚えている。
黒死牟自身も含めて縁壱の周りにいる人間は、唯一無二の太陽のように彼に憧れ手を伸ばしてもがき苦しむ以外に道はないと、必至に黒死牟は手をのばした。
その道はそれこそ消し炭になるまでおわらないのだと、それでも何も手に入れることができなかったと黒死牟は思う。
ほぼ身体は消え、もうすぐ黒死牟は滅しきられるだろう。
家を捨て妻子を捨て人間であることを捨て、子孫である時透をも斬り捨て、醜い姿となり侍であることも捨てた。
ここまでしてもだめなのかと、問いかける。
縁壱は道を極めた者が行き着く場所は同じだといっていたが、黒死牟は辿り着けず縁壱と同じ世界を見ることができなかったと嘆いた。
縁壱が死して後、彼の残した日の呼吸の型を知る者たちは無惨とともに殺し尽くしたはずなのに、何故その呼吸を残し使う者がいるのかと問いかける。
黒死牟は疑問を抱きながら、炭治郎の顔を思い浮かべていた。
何故自分は何も残せないのか、何故自分は何者にもなれないのか、何故自分と縁壱はこれほど違うのかと思い問いかける。
(私は一体何の為に生まれて来たのだ 教えてくれ 縁壱)
黒死牟の消え去った場所には、彼の着物と、縁壱に渡した笛がのこっていた。
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鬼滅の刃 第178話の感想・考察
黒死牟ついに死す…!回想は走馬灯だったのでしょうね。誰も悪くない、そんな彼らの存在はどこまでも悲しくて辛いけど、やはり鬼も元々は人だったのだということを改めて感じ入るお話でした。
炭治郎と日の呼吸の関係も少し見えてきて、そこが明かされていくのが楽しみにったりもしました!
次回、週刊少年ジャンプの発売日は2019年10月21日になります。
発売され次第、『鬼滅の刃』最新話のネタバレをしていきますね!
以上、『鬼滅の刃』第178話のネタバレ感想でした。